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中国ではネット規制が厳しいと聞いた方もいるでしょう。

事実、中国国内ではLINEやTwitterはもとより、Youtube/Facebook/googleでさえ見られません。

今やSNSは生活に欠かせません。それは海外旅行した時も同様です。むしろ、海外に行った時ほどSNSで共有したくなりますよね。

ただでさえ不安のある海外旅行時にSNSにアクセスできずにスマホの乗っ取りやウイルス感染の不安に悩まされる状況は避けたいですよね。

以前、中国に行った際にポケモンGOを起動したところ、アプリは起動しますが、ポケモンが出現しませんでした。
まるでナビを使っている気分でしたよ(笑) 地図としては使えました。

これらは全てグレートファイアウォールと呼ばれる検閲システムが動いているからです。

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今回はグレートファイアウォールの仕組みを簡単に見ていきましょう。

名前の由来

これは想像つく方もいるのではないでしょうか。そしてその想像はきっと正しいです(笑)

システム名は[金盾(きんじゅん)]と呼ばれており、グレートウォール(万里の長城)をもじって、グレートファイアウォール(防火長城)と呼ばれています。

あくまでも中国での話で香港とマカオの特別行政区では適用外です。

遮断されているサイトを確認するには

いくらグレートファイアウォールの存在がわかっていても、どのサイトにアクセスできないかは知っておきたいですよね。

そんな時は以下のサイトから確認することができます。

www.comparitech.com

確認の仕方は簡単です。例えばfacebook.comですとか、twitter.comと入力して私はロボットではありませんにチェックを入れてからCheckを押すだけです。すぐに結果がわかります。

例えばfacebook.comで検索するとダメなのがわかりますね。

グレートファイアウォールの仕組み

ここからが本題です。

どういう観点からブロックされているか、ユーザが気になるところです。

DNSをブロック

webブラウザ(Internet Explorer/Google Chrome/Safariなど)にURL(www.yahoo.co.jp/www.google.com)を入力してユーザはインターネットを使いますよね。
通常、URLを入力すると、DNS(名前解決)にIPアドレスを問い合わせて接続をしますが、その接続先がブロックされている場合はIPアドレスが返されずに通信ができません。

接続フェーズを監視

DNSがブロックされている場合はIPアドレスとの紐付けがうまくいかずに接続ができません。ただ、IPアドレスもチェックされています。ですので、例えば[www.facook.com]と入力せずに、
IPアドレスで入力したとした場合もIPアドレスが禁止対象になって入ればブロックされます。

URLキーワードをブロック

例えDNSとIPアドレスがブラックリストに登録されていなくても、禁止ワード(アダルト/政治批判など)が含まれているサイトはブロックされます。

ページスキャン

上記3点で問題がなくても、グレートファイアウォールはサイトが開いた後でページをスキャンし、見ても大丈夫なものかをチェックします。

まとめ

いかがでしたか?

中国ではネット規制が厳しいのがなんとなくわかっていただけたのではないでしょうか。

中国に行く可能性のある方はグレートファイアウォールの概要を理解して、事前にアクセスできるサイトを確認しておくことで旅行中のトラブルを回避できるはずです。

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