
久しぶりのブログ更新です。
年が明けてからずっと繁忙期が続いていたのですが、ようやくゴールデンウィークで小休止できたので、北海道に逃亡してきました。
行き先は、道東にある弟子屈・川湯温泉。
今回の宿は、前から気になっていた 「お宿欣喜湯 別邸 忍冬(SUIKAZURA)」 です。
川湯温泉は、全国でも指折りの強酸性の温泉地。
pHはなんと1.6前後。pH7が中性なので、数字が小さいほど酸性が強くなります。あの草津温泉でも pH2.1 と言われているので、それよりさらにピリピリくるレベルです。
今回、川湯温泉&忍冬を選んだ理由は大きく2つ。
- 強酸性の温泉地として有名で、温泉好きとして一度は行ってみたかった
- アルコールまで含めたオールインクルーシブに惹かれた(笑)
そんなわけで、4泊してみたリアルな宿泊レビューを書いていきます。
Contents
お宿欣喜湯 別邸 忍冬(SUIKAZURA)ってどんな宿?
まずは簡単に宿の雰囲気から。
- 場所:北海道川上郡弟子屈町・川湯温泉街の中
- 特徴:強酸性の源泉かけ流し+オールインクルーシブ
- 客層:カップル・夫婦・大人のグループが中心で、落ち着いた雰囲気
建物自体は派手な高級旅館というより、「程よく落ち着いた和モダン旅館」という印象です。
外観・館内・客室|ホスピタリティの高さが光る

「宿の前には約40台分の駐車スペースがあり、車でのアクセスも安心です」

1階ロビーには、
- 売店
- 自販機
- アメニティコーナー
- 食堂
がまとまっていて、コンパクトながら使い勝手のよいつくりになっています。

客室は清掃が行き届いており、古さを感じる部分はあるものの、全体として清潔感はかなり高いです。


印象的だったのがマットレスの件。
最初に案内された部屋のマットレスがかなり薄くて、「これは数日寝たら腰やられるかも…」というレベルだったのですが、その旨をフロントに伝えたところ、すぐに別のマットレスを手配してくれました。
この対応がとても丁寧で、
「あ、この宿はホスピタリティがちゃんとしているな」
とチェックアウトまでずっと感じ続けました。


ラウンジ&オールインクルーシブが最高すぎる
「忍冬の大きな魅力のひとつが、アルコールを含むドリンクがオールインクルーシブな点です」







ラウンジには、
- ビール・ワインなどのアルコール
- ソフトドリンク各種
- コーヒー・紅茶
- おつまみ・スイーツ類
が並んでいて、好きなタイミングで好きなだけ楽しめます。
ラウンジ自体も広く、座席数にも余裕があるので、気づくとつい長居してしまう居心地の良さ。
本を読んだり、夫婦でぼーっと話したり、温泉から上がってまた一杯…という無限ループが完成します。
「一点だけ注意が必要なのは、くつろぎすぎると夜ご飯が入らなくなること」
ラウンジの誘惑が強すぎるので、ビュッフェの時間配分は計画的にしたほうが良いかもしれません(笑)
強酸性の温泉とサウナ事情

強酸性でも入りやすい温度設定







温泉はもちろん源泉かけ流し。
川湯温泉らしく強酸性の泉質で、肌にピリッとくる感覚があります。
- 湯温はだいたい 39〜41度
- ぬるすぎず熱すぎず、長湯しやすい温度
内湯・露天ともに雰囲気がよく、個人的にはかなり好みのお湯でした。
ただし、強酸性なので湯上がりの保湿は必須です。
私はワセリンを塗っていたものの、それでも少しかゆくなり、かきすぎて肌荒れしたくらい。
それも含めて「川湯に来たな〜」という思い出になりました。
なお、貴重品はロビーのコインロッカーに預けるスタイルです。
サウナと水風呂はちょっと残念


一方で、サウナ周りは正直イマイチでした。
- 温度計は常に90度以上を指しているのに、
体感は 50〜60度くらい とかなりぬるく感じる - 水風呂は 10度前半 でキンキンに冷たい
「お湯を足せばいいじゃん」と思うかもしれませんが、他のお客さんがいる中で温度調整するのはなかなかハードルが高く…。
実際、滞在中もサウナや水風呂を利用している人はたまに見かけるものの、すぐ出ていってしまう方が多かったです。
サウナ目当ての人にはおすすめしづらいポイントかなと思います。
ビュッフェが想像以上にハイレベルだった
正直に言うと、4泊したので
朝・夜ともにメニューがほぼ固定なのはやや飽きが来ます。
とはいえ、ひとつひとつの料理のクオリティがかなり高く、
総合的には「過去泊まった温泉旅館の中でもトップクラス」と言っていいレベルでした。

朝食ビュッフェ:イクラ丼の誘惑が止まらない


朝食ビュッフェは和洋いろいろありますが、
主役はやはりイクラ。
- 連日 イクラ丼食べ放題
- ご飯に合うおかずも多く、毎朝お腹いっぱい

パン系もそれなりに揃っているのですが、ご飯系のおかずが強すぎて、ほとんど手が伸びませんでした。


もうひとつの主役は「フレンチトースト」
- 表面はカリッと、中はふわふわ
- 上にアイスを乗せると完全にデザート
- 個人的にはクリームチーズのアイスが一番のお気に入り
「朝からこれは罪だな」と思いつつ、毎日しっかりいただきました。
夕食ビュッフェ:刺身・焼きしゃぶ・天ぷら・カニの四天王




夜のビュッフェは、とにかくラインナップが豪華。
- 刺身 or 寿司(どちらも選べる)
- 焼きしゃぶ
- 揚げたて天ぷら
- カニ
「この4つが、まさに**夜ビュッフェの“四天王”**という感じです」
4泊とも基本的な構成は同じだったものの、
刺身の内容や天ぷらの具材など、細かい部分に少しずつ変化があり、飽きるほどではありませんでした。
何より、「どの料理も単純においしい」
「ビュッフェ=味はそこそこ」のイメージを良い意味で裏切ってくるクオリティでした。



そして夜ももちろんオールインクルーシブ。
ビールやワインを気兼ねなく楽しめるのは、本当に最高です(飲みすぎ注意)。
忍冬はどんな人におすすめ?向いていない人は?
おすすめな人
- 温泉そのものをしっかり楽しみたい人
- オールインクルーシブで、飲み食いを存分に満喫したい人
- 夫婦・カップルでゆっくり過ごしたい人
- 強酸性の温泉が好き、または一度試してみたい人
- コスパの良い温泉旅館を探している人
向いていないかもしれない人
- サウナにガチでこだわる人
- 大浴場よりも、部屋風呂・貸切風呂メインで楽しみたい人
- 毎食違うメニューを楽しみたい人(4連泊だとさすがに飽きが来ます)
まとめ|温泉は想像通り、ビュッフェは想像以上
温泉は事前のイメージ通り「強酸性で良い湯」
そして、実際に泊まってみて一番印象に残ったのは、
「想像以上にレベルの高かったビュッフェと、アルコール込みオールインクルーシブの快適さ」でした。
お昼は外で海鮮を食べることもありましたが、
正直なところ、宿のビュッフェで食べた海鮮の方がおいしかったくらいです。
- 強酸性の名湯
- おいしいビュッフェ
- 充実したラウンジ
- 繁忙期でも比較的リーズナブルな価格設定
このあたりを考えると、時期を少しずらして泊まれば「コスパ最強クラスの温泉旅館」だと思います。
北海道旅行で川湯温泉エリアを検討している方には、
ぜひ候補に入れてほしい一軒でした。
「道東は観光地が点在しているので、車があると動きやすくて便利でした」
川湯温泉というと「強酸性でちょっとハードル高い?」というイメージもあるかもしれませんが、実際に4泊してみると、お湯の心地よさと食事のクオリティ、そしてオールインクルーシブの快適さで、とても満足度の高い滞在になりました。
特に、忍冬のビュッフェは想像以上のレベルで、海鮮・天ぷら・焼きしゃぶ・スイーツまで「ここで全部完結するやん…」という安心感があります。温泉でゆっくりして、おいしいご飯を食べて、ラウンジでのんびりして…。そんな“何もしないご褒美旅”が叶う宿でした。
川湯温泉エリアで宿を探している方や、オールインクルーシブでのんびり過ごしたい方には、ぜひ一度泊まってみてほしいお宿です。旅行の計画の参考になれば嬉しいです。
それでは、良い旅を!


















